崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

コロナ患者毎日増加、医療崩壊も始まっている。

各地域新型コロナウイルス感染患者が増え続け、なかなか減少にならない。

 

軽症者や無症状保菌者は自宅待機、またはホテルなどの施設での経過観察をすることになる。

現在医療現場はどうなっているか。。

 

やはり陽性者を受け入れられる病院・病棟は限られている。

そして地区により発生数には差がある。

クラスターが発生すれば一気にその地区の患者数が増加して、ベッドもあっという間にうまってしまう。

 

近隣の受け入れ病院に協力してもらい患者をまわしたり、自施設の機能を変更してまでもコロナ対応ベッドを増床して対応している。

 

日々流動的に最善策を考え、できることを全職員で協力してやっている。

 

そのために、緊急でない手術の延期をお願いしたり、人間ドックを変更してもらっている。

また救急車受け入れの制限をせざるを得ず、その分他院に救急患者が増えている。

 

もう通常の診療ができないと言う点で医療崩壊が始まっているといって良いのかもしれない。

 

そして、私が入院している病院は予定手術の患者がほとんどで半年待ちをしているような病院だ。

それでも近隣で救急車受け入れができない病院が出ており、その分骨折の患者の入院、手術が激増している。

 

そして余波は地域包括ケア病棟にもやってきた。

急性期病棟に骨折の患者が多数入院し、地域包括ケア病棟に早めに転棟させないと予定の患者が入院できないところまできたのだ。

 

どこの病院も一緒だ。

 

院長より、退院出来る人は退院をすすめる、というおふれが出たらしい。

 

急にナースが「退院いつにしますか?」と聞いてくるようになった。

 

先週の総回診で「膝に力が入らなくて、ときどきガクッとなる」と言ったら、「しっかり筋力をつけて、リハビリやって帰りなさい」と言われたのに、昨日は急にナースが「主治医とリハビリから退院オッケーが出ています。都合の良い日を決めてください」と言ってきた。

 

どうなってるのかと思い、リハビリの担当に聞いたら「来週末なら、なんとか大丈夫でしょう」という返事だった。

まあ1日1日筋力もついてきているので

あと1週間でなんとか仕上げて帰ろう、と思いそう連絡した。

 

隣のベッドの80代の方も4〜5日前までは「杖だと危ないからトイレの時ちゃんとナースコールで呼んでね」と言われてたくらいなのに、急遽退院が決まり、2日で夜間も独歩でよくなり、退院して行った。

大丈夫かなぁ、

 

これも医療崩壊の一端だろう。。

 

いろんな弊害がもう身近に迫っているのだ!

協力できることは折り合っていくしかないのだ。

 

そして健康な人ができることはやっぱり感染予防を心がけて、新型コロナウイルスに感染しない、と言うことなのだ!