新型コロナウイルスとインフルエンザの違い
最近SNSでよく見かけるのだが、
「インフルエンザでも大勢亡くなっているのに、どうして新型コロナウイルスの事ばかりとりあげられて、恐怖心をあおるのか…」
みたいな投稿がある。
「何かの戦略だ」とか、「どこかにお金が回るようにビジネスの為」なんていう人も出てきている。
本当にそう思っているのか??
ちょっと怖くなる。
実際医療現場でなんとか感染者を増やさないように、重症にならないように、また何より自分が感染しないように、
毎日重装備をして日々戦っている人たちは大勢いる。
ここで新型コロナウイルスとインフルエンザの違いを私のわかる範囲でもう一度考えてみよう。
一番違うのは新型コロナウイルスは未知のウイルス、初めてのウイルスという事である。
ウイルスの性格も今までの経験、またウイルスの形、遺伝子情報などから、推測しているに過ぎない。
だから致死率もSARSのように高くはないと予想しているが、これも根拠や統計があるわけではない。
だから本当の姿・中身はわからないのだ。
また潜伏期間が2週間とやたら長い事。
インフルエンザは5日間だから、5日間感染者を出席停止にして、感染者が増えた場合 数日間学級閉鎖すれば、ある程度コントロール出来る。
そしてインフルエンザには迅速検査キッドがあり、特効薬の抗インフルエンザ薬が数種類( 飲み薬・吸入薬・点滴用) もある。
これは大きな違いで潜伏期間2週間はとても長く、また無症状でも罹患していたり、他者に感染を起こすリスクも有りそうだ。
インフルエンザのように初期の典型的な症状はあまりないため、発見が遅れる。
一旦治ったかに見えて、また再燃する症例も出てきた。
また軽症だったのに急激に重症化して、転院する人もいると聞く。
こうなるとますます新型コロナウイルスがどんなやつなのか分からなくなるのだ!
そんな状態なので、今できる事は感染リスクを減らす事しかない。
不特定多数が集まる場を作らない・出かけない・また他地区への移動も避けるなどだ。
あとは個人的な感染対策、手洗い・うがい・手指消毒である。
規則正しい生活、栄養・睡眠を取り、免疫力を上げて過ごす。
ここへきての学校長期休暇は🏫意味はあると思う。やり過ぎかどうかは各地域で真剣に検討し、最善と思われる対応をしていけばよい。
何しろこの新型コロナウイルスに対する抗体は誰も持っていないのだから…
そういうわけでインフルエンザと比べて騒ぎ過ぎ、怖くない、という考えもただ数字を比べているだけならば中身も考えて欲しい。
他にもなにか根拠があるのならば是非教えてほしい。
しっかり事実と検討したいから…