崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

お正月って餅を喉に詰まらせる方います。

今日の日直は大変だった。 12/30月曜日 もう年末休みに入っているのに、普通に患者さんは押し寄せる。 新聞には当番医もちゃんと載っているじゃないか! まだ電話してから来院する方は良い方。 もう朝からみんな申し合わせたかのように、途切れずにやってく…

たまに食べたくなる本格的なインドカレー

看護師新人の頃 耳鼻科外来の新年会か何かで本格的なインドカレー屋さんに連れて行ってもらった。 それまでカレーにこだわりはなく、レトルトカレーでも充分に美味しいと思って食べていた。 そのカレー屋さんに行く前に先生から 「初めてだと辛いからビック…

2019仕事納めです。まだ日直はありますが

昨日は仕事納め 勤務終了後の17:30から講堂に集まり、仕事納めの会が設けられた。 仕事納めと言っても仕事が終わっている人はほとんどいない。 うちの病棟を見回しても、スタッフのみんなは仕事の記録と大声を出している不穏患者の対応に忙しい。 そんなわけ…

症例 9 74歳男性 わがまま透析患者の最期

Sさんは透析を始めて10年以上 74歳になる男性だ。 昔は透析をしても10年以内に亡くなる患者さんがほとんどだったが、近年透析技術も進歩し、10年以上たっても社会生活・仕事もできる人も多い。 でも一般的に透析患者さんはちょっと病院慣れしてるというか、…

つく人つかない人

だいぶ前に日直の話を書いた時、 " 救急外来が好きで救急救命士の資格を持っている看護師と一緒に日直をやるとやたら救急車が来る" という話を書いたと思う。 そういう時わたし達は 「つく」と言う。 何かが引き寄せるのか、波長か、はたまた運命か… そうい…

症例 8 83歳 男性 肺癌で呼吸苦有りの認知症患者

舟さんは肺癌末期の患者さん。 呼吸が苦しく、食事も食べられずに入院してきた。 もともとちょっとわがまま頑固な人で奥さんもだいぶ手を焼いたようだ。 認知症も徐々にすすみ、いろいろ我慢ができなくなってきた。 点滴で補液し、リハビリも実施し、だいぶ…

ジャンセンのレプリカを贈ってくれた先輩ナースの思い出

今日はクリスマスイブである。 ちょうど雪も積もりホワイトクリスマスになった。 子供の頃は嬉しかった雪も大人になるとすぐに「仕事行くの大変だなぁ」と思ってしまう。 こんな寒い雪の日にはW先輩ナースのことを思い出す。 彼女とは私が35歳の頃 パートで…

誕生日がクリスマスの私のプレゼントの思い出

<p>今週のお題「クリスマス」</p>私の誕生日はクリスマスだ。 誰かに誕生日を聞かれて教えると 「へぇー、いいねえ」 なんて言われるが実は微妙な感じなのだ。 小さな頃からなんとなく感じていたが 例えば妹の誕生日 彼女はプレゼント当然もらえるでしょう? でもク…

地域包括ケア病棟の60日間制限の現実

地域包括ケア病棟は診療報酬の関係で入棟してから60日を過ぎると入院基本料がぐんと安くなり、1日500点になってしまう。急性期病棟に入院すると1日27000〜40000円ほどになるが、それが5000円になるという事だ。 長くいればいるほど病院の持ち出し=赤字にな…

忘年会はやっぱり必要だ!

今日は忘年会でした。 今は酔ってます。 看護師は結構飲める人が多いです。 またストレスが多いためか羽目を外す人が多いかも… 若い人たちは 「職場の飲み会には行かない」 という人もいるようですが、病院関係は結構病棟の歓送迎会とか病院の忘年会とか出て…

時計を肌身離さず付けている私ってへん?

昨日の昼休憩の時のこと 若いスタッフ達がアイフォン11を買った話をしていた。 契約している携帯会社によって価格が違っていてなんでだろう?みたいな話をしていた。 アイフォン11は防水機能が強化されているらしいと聞いていてそんな話をしていたところ 私…

症例7:50代 男性 日本刀で斬られて救急車 耳はくっつくのか?

新人の頃 耳鼻科外来に勤務していたので外来の当直制の救急当番があった。 その日は頼もしい大阪のおばちゃん風の副看護部長との当直だった。 真夜中 日本刀で背中と耳を横にスパッと切られたそっちの筋の人が運ばれてきた。 反社会勢力の組織が多い地区から…

インフルエンザの特効薬 タミフルさまさま

今年もインフルエンザが流行ってきた。 インフルエンザと言えば冬の病気というイメージがあるが、最近はインフルエンザの検査が簡単になったためもあり、1年中発生している。 そうは言ってもやはり乾燥している冬の方が感染力が強く、集団感染もある。 もう…

忘年会の余興は新人の顔見せの場?

もう12月も半ばを過ぎ、そろそろ年末・クリスマス・年始の予定なども決まってくる時期である。 病院の最大のイベントである、忘年会。 今年も予定通りホテルの広間を貸し切り、開催する予定である。 司会とか歌いたい人は何人かいるのでその辺は自然に決まる…

骨折の痛みもなんのその…認知症の彼女

昨日の日直にて、 1時間近くかかる山の施設より電話連絡あり。 「腰が腫れていて痛がってるんですが診てもらえますか?」と 今日はちょうど整形外科のドクターがいる。 「大丈夫ですよ。どうぞ来てください。」 と答え日直の先生に報告した。 なんだろね? …

このタイミングでインフルエンザ発症??

Sさんは尿路感染症で入院して、点滴治療で軽快。持病の糖尿病の薬の調整もして、本日は退院の日。 昨日は退院に向けてケアマネジャーや介護サービスの事業所のスタッフなどと息子さんも集まり病棟の看護師も参加して退院前カンファレンスもしていた。 糖尿病…

劇団 新感線 「髑髏城の7人」のブルーレイがやってきた

劇団新感線の「髑髏城の7人」という劇を知ったのは娘からの紹介である。 今から10年前くらいに小栗旬主演でいわゆる 「若髑髏」 と称されるDVDを見てからだ。 劇団は大学生の頃友達に誘われて見に行ったサークルの劇があまりに自己満足の世界で、その中に没…

病院とはいえ商売 一体誰のためのもの??

病院ほど採算の取れない商売はないかもしれない。 医療用器具はいちいち価格が高くて、おまけにトラブルがあってはならないので激安品はまず購入しない。そして慎重に検討するが値段より中身で選ぶと価格はバカ高いものになる。 また消耗品も次から次へと便…

常勤と非常勤のはざま 悩める女子たち

今日は給料日 今月づけで非常勤から常勤になったスタッフが 「全然違うんですねー」と給料明細を見て喜んでいた。 彼女は当院に来て5年。 年度途中の採用で非常勤から入職した。 病院は初めてだったらしく、チーム医療というものになれず、連絡・相談が全く…

症例 6 66歳男性 脳梗塞発症 失語症あり

Tさんは一人暮らし ずっと仕事を世話してくれる人の家の離れに暮らしていた。 酪農とか鶏小屋の世話などをして生活していたらしい。 もう親族とか身寄りはだれもいなかった。 それでも体が丈夫ならなんとか生きてゆける。 しかし一旦病気など仕事ができなく…

昔出会った田中さんの思い出・・甲状腺癌

もう15〜16年前になる。 私が個人医院でパートで働いていたときのこと。 開業医は内科なら1日3人患者が来れば成り立つなどと言われていた時代である。 そこは外科のドクターの医院であったが、外科は怪我や外傷の人はそれ程来ない。 高血圧や高脂血症など定…

崖っぷち看護師長の転職遍歴

看護師の仕事は3K・4Kなどと言われかなり過酷だと思われている。 確かに事務仕事のように机に向かってする仕事よりは体はきつい。 また同じことを繰り返すラインの仕事よりは頭も使わなければいけない。 そして対人でコミュニケーションも大切である。やはり…

症例 5 88歳 男性 重い認知症 でも一家の大黒柱

Oさんは発熱のためケアマネジャーが連絡してきて受診した。 奥さんに先立たれ息子さんと二人暮らしをしている。 軽い脱水&尿路感染と診断され点滴治療のため入院となった。 そして発熱と環境変化の影響もありひどいせん妄状態(何が何だかわからない状態)とな…

症例 4 67歳 男性 ALS突然の発症

今日は空から寒そうな白い雲が垂れ下がって今にも雪がちらつきそうだ。 急に冬が近づいた気がするそんな日はNさんの事を思い出す。 もう7〜8年前になるかなぁ 私が内科病棟に勤務していた頃患者さんとして入院してきた。 どこにでもいる普通の人の良さそうな…

崖っぷち看護師長が救急病院にかかるとき

私は病院に勤めてお給料をいただいている身でありながらなかなか言いにくい事ではあるがあまり病院にかからない。そして家族もあまり連れて行かない。 子供たちによく小さい頃「ママは病院で重病の人見てるかもしれないけど、私たちのことももっと心配してよ…

心に残る名作「ボヘミアンラプソディー」

今日は美容院に行ってきた。 昔はどこの美容院に行っても出来上がりがどこか気に入らなくていくつもの美容院を転々とした。 また大きな美容院だと良い人がいても順番で当たらなかったり、指名する事も恥ずかしかったり、いつのまにか他の店に移っていたりで…

遺族にかける最強の言葉は……ご愁傷様です。

今は地域包括ケア病棟に勤務しているので病院でお亡くなりになる方は80〜90代のご高齢の方がほとんどだ。 闘病してきてだんだんに衰弱したり、年齢とともに嚥下機能がおち、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、いよいよ… または脳梗塞を発症しリハビリしていたの…

救急車もくるがなんだかなぁの日直勤務

今日は外来の日直当番のため出勤した。 うちの病院は中途半端な規模で師長の日直、当直の時も外来の仕事を普通にやらなければならない。 当直は次の日帰れるが日直は代休なしの手当てで賄われる。 日直1万円当直11000円である。 寝当直で 必要な時だけ連絡が…

症例 3 89歳 女性 虐待による顔面打撲

Mさんは顔面打撲、右目周囲の主張と皮下血腫で入院してきた。 近くに住む娘さんがMさんに会いに行くと右目の周りが腫れ紫色になっており慌てて病院に連れてきたそうだ。 患者Mさんは長男夫婦と同居している。 会話は少しゆっくりだが理解でき、コミュニケー…

なかなか興味深いインフルエンザの予防接種

今日は午後からインフルエンザの予防接種の手伝いに外来に行ってきた。 毎回50人ずつ予約がある。 順番に並列2ブースで実施するので一人で25人くらい接種する事になる。 男女比は断然女性が多い、男性1〜2割程度で 男性はご夫婦で来院される方がほとんどだ。…