崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

病棟師長として思うこと

定年退職の日

ついに定年退職の日となった。 何か他人事のようで、実感が湧かない。 特に3月は病棟編成や人事異動もあり、新年度に向けてギリギリなんとか病棟を整えた感じだ。 慌ただしくその日を迎えた。 もともと大雑把人間の私。 落ちがないようにメモしたり、書類の…

定年までのカウントダウンもいよいよ秒読み

2022年が明けて、あっという間に3月21日。 今日は宇宙元旦・・・らしい。 宇宙的に新しい年が始まる・・・らしい。 風の時代と言われるから、柔軟な考えでより良き道を探そうと思っている。 そんな時にウクライナでは一般の国民が、生活どころじゃなく、未来…

オミクロン感染の不安

あっという間に3月になっていた。 昔から言われている言葉だが、 1月は行ってしまう。 2月は逃げて行く。 3月は去って行く。 とはよく言ったものだと思う。 1日24時間なんら変わるはずがないのに、何故か1月から3月は過ぎるのが早く感じる。 2月は28日までで…

2021 12月 定年までのカウントダウン

12月は誕生月 我が病院では誕生月に人間ドックを受けることが推奨されている。 今年も少し前に人間ドックを受けた。 手術してからは脚の痛みもなくなり、とっても快適なのだが、いろんな他の部分は年齢と共に不具合が出てきている。 オペ後頻発していた不正…

なぜか多い胆管系の炎症にて緊急ERCP

なぜだろう?? 連休前からなんとなく感じていた。 発熱や腹部症状で外来受診し、採血結果で胆道系の炎症所見があり、入院後緊急にERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)をする患者がここのところほとんど毎日のようにやってくる。 症例はさまざまで胆石が悪さを…

点滴が入らないと看護師としての自信が持てない

新人教育をしていて、思うこと。 新人教育の一環で点滴の練習をするのだが、初めから結構上手に血管確保ができる人っている。 思い切りが良いのか、器用なのか、遠慮しないのか、、、 点滴、採血は手技の他に、経験がものを言う行為だ。 血管の太さは1人1人…

ベテランナースのあるあるのある場面

看護師といっても、いろんな分野、いろんな場所、それぞれ従事している先で仕事内容・必要なスキルはだいぶ変わる。 病院・開業医・介護施設・検診センター・保育園・会社などなど。 逆に言えば看護師は就職の際、" 自分のライフスタイルにあわせて、働き方…

2021新年あけまして新しい時代が来るのかな

世界的にいろいろあった2020も暮れ新しい年を迎えた。 個人的にもおおきな変化のあった1年だった。 去年の暮れのブログを読み返してみたが、12/30 忙しかった日直で餅を詰まらせて生き返った急患がきたこと、1/1インフルエンザのこと などが書いてあった。 …

手術適応ってなんだろう、、、

よく手術の適応という言葉を聞く。 簡単に言うと、手術もかなりの侵襲を伴い、体に負担をかける。 それでも手術により治療できたり、手術をした方が予後が長くなるとか、生活動作がよくなるなどなんらかのメリットがある場合、持病などのリスクと合わせて診…

4月1日 新年度始まりの日

今日から令和2年度が始まった。 私は部署異動があり、定年まで2年間なのだが急性期病棟に配属された。 新人看護師も数名入職した。 例年なら朝から辞令交付式があり、全体朝礼で入職者は自己紹介するのが恒例だが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため…

4月の勤務表を作る

今日は日直だったが、午前中はあまり患者さんも来ないので少し余裕があり4月の勤務表を作り上げた。 今年の4月は休日が9日間しかないため、勤務表としては作りやすい。 逆に夜勤明けの休みや希望休みを入れると休みが足りなくて、年休をつけて対応するほどだ…

クレームの行方

師長の仕事は雑用も多い。 中でも一番気の重い仕事は患者さんからのクレームを聞く事である。 コンフリクトの研修でも何回も聞くが、 「患者さんの言葉の奥に隠された本当に言いたい事を共感の気持ちで聞く事が大切である。」と言われる。 これが難しい。 話…

働き方改革で周りが騒がしい件について

ここ数年、働き方改革の法案が可決され、国を挙げて、" 休日をしっかりとり、残業もほどほどに" という働き方の方向に動いている。そしてやっと現場でも徐々に実感がわいてきている。 まず一番変わった事はドクターが休みを取れるようになった事。 以前は日…

人事異動がそろそろ噂にのぼる頃

お正月もあけ、日常業務が戻ってきた。 今年の年初めは1月5日の日直からはじまり、1週間。やっと休日がやってきた。 結果6日日勤が続いたので、結構疲れた。 また入院患者も多くほぼ満床になり、病棟もバタバタしていた。 そして1月から3月は年度末のまとめ…

インフルエンザの感染力に惑わされる人間たち

今年も年末になり、インフルエンザの患者が増えてきている。 ( というかもう年が明けていた! 明けましておめでとうございます) 風邪とインフルエンザの違いは多分身体がきついかどうかだろう。 インフルエンザだと風邪症状だけでなく、一気に足腰や関節痛が…

2019仕事納めです。まだ日直はありますが

昨日は仕事納め 勤務終了後の17:30から講堂に集まり、仕事納めの会が設けられた。 仕事納めと言っても仕事が終わっている人はほとんどいない。 うちの病棟を見回しても、スタッフのみんなは仕事の記録と大声を出している不穏患者の対応に忙しい。 そんなわけ…

地域包括ケア病棟の60日間制限の現実

地域包括ケア病棟は診療報酬の関係で入棟してから60日を過ぎると入院基本料がぐんと安くなり、1日500点になってしまう。急性期病棟に入院すると1日27000〜40000円ほどになるが、それが5000円になるという事だ。 長くいればいるほど病院の持ち出し=赤字にな…

忘年会はやっぱり必要だ!

今日は忘年会でした。 今は酔ってます。 看護師は結構飲める人が多いです。 またストレスが多いためか羽目を外す人が多いかも… 若い人たちは 「職場の飲み会には行かない」 という人もいるようですが、病院関係は結構病棟の歓送迎会とか病院の忘年会とか出て…

忘年会の余興は新人の顔見せの場?

もう12月も半ばを過ぎ、そろそろ年末・クリスマス・年始の予定なども決まってくる時期である。 病院の最大のイベントである、忘年会。 今年も予定通りホテルの広間を貸し切り、開催する予定である。 司会とか歌いたい人は何人かいるのでその辺は自然に決まる…

病院とはいえ商売 一体誰のためのもの??

病院ほど採算の取れない商売はないかもしれない。 医療用器具はいちいち価格が高くて、おまけにトラブルがあってはならないので激安品はまず購入しない。そして慎重に検討するが値段より中身で選ぶと価格はバカ高いものになる。 また消耗品も次から次へと便…

遺族にかける最強の言葉は……ご愁傷様です。

今は地域包括ケア病棟に勤務しているので病院でお亡くなりになる方は80〜90代のご高齢の方がほとんどだ。 闘病してきてだんだんに衰弱したり、年齢とともに嚥下機能がおち、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、いよいよ… または脳梗塞を発症しリハビリしていたの…

毎日ドッキドキ… 患者さんからの声

日本全国どこの病院でも患者さん用の投書箱が設置されている。 我が病院にも各病棟のデイルームや、外来の受付のとなりなどに患者さん用の投書箱がある。 毎日、患者相談係のYさんが回収しそれぞれの部署へ持っていき、責任者が返答するのだ。 そのお手紙が…

永遠のベストセラー 勤務表

今日は12月の勤務表を作った。 これも看護師長の大事な仕事だ。 うちは2交代の3人夜勤。 スタッフの頃は "勤務表は永遠のベストセラー" でいろいろ考えながら勤務表を眺める事が結構好きだった。 今は日勤と日直だけで、連休もとりにくく勤務表をみる楽しみ…

崖っぷち看護師長の看護師になった理由

この前の歓迎会の時に自己紹介からはじまってなんとなく どうして看護師になったか? の暴露会になった。 だいたいは親や身近な人が看護師で親の後姿をみて、とかおばあちゃんが入院してお世話になって…などが多い。 または手に職をつけ、お金もしっかりもら…

だいたい転倒リスク… 恐怖の電話

朝から携帯が鳴ることがある。 だいたい時間的に2つの波がある。 〇まず7時前後 「今日熱が出て休みます。」 または 「子供が熱出して休みます。」 である。 地域包括ケア病棟は基本的には13:1の看護体制なのだがうちの病棟は認知症症状のある患者が多く3人…

地方の総合病院で働く看護師長の独り言。。

うちの病院は田舎の地方のであり地元のスタッフばかりである。 したがってながーく勤める人も多く師長の年齢層も高い。新人時代に就職し勤続30年なんて人も数人いる。 私は子育て中は他の病院のパートで過ごし15年ほど前にこの病院にやってきた。 古くからい…