崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

働き方改革で周りが騒がしい件について

ここ数年、働き方改革の法案が可決され、国を挙げて、" 休日をしっかりとり、残業もほどほどに" という働き方の方向に動いている。そしてやっと現場でも徐々に実感がわいてきている。

 

まず一番変わった事はドクターが休みを取れるようになった事。

以前は日勤でそのまま当直そして次の日も日勤。受け持ち患者さんが体調が悪くなれば夜でも呼ばれる、または電話が行くという体制だった。32時間働きっぱなしという事も特に研修医などはよくある事だった。

 

でもここ数年だんだんに夜間は当直医に任せるという体制が出来つつある。

亡くなりそうな患者さんがいれば当直に申し送り、看取ってもらう。また当直明けの勤務は外来が終わればフレックスに帰宅して良い体制になった。

それを知らずに夕方何回も主治医のpitchにコールした事もある。

 

最近では休日は電話の電波が届かない所に平気で行くというドクターさえ存在する。

 

何より医局で順番に夏休みを1週間ずつ取る、という体制ができ、昨年は殆どのドクターが1週間休み、海外旅行に行った人も多かった。

 

これは本当に羨ましい限りだ。

看護師はなかなか勤務希望は難しく結婚休暇でもない限り1週間の連続休みは言い出せない状況だ。

 

昨年の年末から年始はたまたま9連休となり、師長たちやパートさんなど日勤だけのスタッフはいつもより長めに休めた。(日直・当直はある)

でもどこも混んでいる!

海外旅行に行きたい私は空いているときに行きたい!

無責任でしょうか??

 

そしてパートさんたちもざわついている。

任用制度で雇用形態が大きく変わるのだ。

同一職種は同賃金という事で非常勤の時給は上がるらしい。

そして年休だけでなく、療養休暇や慶弔休暇なども認められるようになる。

 

福利厚生が良くなるから良いと思うのだが、それに合わせて一旦退職扱いになるので、かなり事務にくいついてるらしい。

 

来年の雇用について当病棟の非常勤職員には希望を聞いた。

ほとんど全員が雇用継続を望んでいる。

人件費が多すぎて赤字の原因であり、人件費を削りたい事務ははたして何人雇用するのか?

また募集もかけていて、何人も面接に来ているらしい。

 

看護師はギリギリで退職者分補充する程度だが、その分補助者を増やし、業務を委譲して時間外を減らしたいようだがうまくいくのかな??

とにかく人事の一件も含め新年度を迎えるにあたり大きな山を越えなければいけないようだ!