崖っぷち看護師長の看護師になった理由
この前の歓迎会の時に自己紹介からはじまってなんとなく
どうして看護師になったか?
の暴露会になった。
だいたいは親や身近な人が看護師で親の後姿をみて、とかおばあちゃんが入院してお世話になって…などが多い。
または手に職をつけ、お金もしっかりもらえる職業として選んだという人もいる。
私は中学生の時に入院をして看護師ではなく相談していた保健室の先生になりたくて教育学部に入った。
そのまま看護師と教員の資格をとり教員採用試験に落ち、行き場所がなく看護師になってしまった。
自分でもどうしてこの道を選んだのかあまり覚えていない。
看護師になってからはもう毎日覚える事が沢山あって必死だった。
開院する病院だったので4〜8月までは他の病院に研修に行き脳外科の病棟で働いた。
寝たきりの患者が多く毎日バルンカテーテルから膀胱洗浄ばかりしていた。
夜勤もやったし
花火大会に誘われて先輩のアパートでみんなでお弁当を作って出かけた。
頭の上から降るように見えた花火は今も忘れられない。
数ヶ月しかいない事が分かっているのに本当によくしてもらった。
そして開院に向け全スタッフが準備に入り、私はなぜか外来に配属され何もわからないまま耳鼻科外来を任された。
耳鼻科の先生の手伝いをしなんとか耳鼻科外来を立ち上げた、
今考えると本当にどの程度仕事ができていたのか全くわからないが辛かったことが1つも思い出せない。楽しかった。
かなり鈍感な新人だったのかもしれない。
そんなこんなで生活様式に合わせパートや個人院に勤め今まで来た。
よく30年も続いたものだなぁと思う。
新人の頃の看護師長の印象は強い。
今でも思い出すことがある。
師長と呼ばれるのにやっと慣れてきた私だが今まで出会ってきた師長を参考に私の目指す師長像を持って
近づけるように日々生きたいなぁと思う。