崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

インフルエンザの感染力に惑わされる人間たち

今年も年末になり、インフルエンザの患者が増えてきている。

( というかもう年が明けていた!

明けましておめでとうございます) 

 

風邪とインフルエンザの違いは多分身体がきついかどうかだろう。

インフルエンザだと風邪症状だけでなく、一気に足腰や関節痛がでて、だるくて動けなくなる、というイメージである。

 

しかし今年のインフルエンザはいつものお決まりのパターンとやや違うかんじなのだ。

 

実際以前インフルエンザに罹ったことのあるスタッフが

「鼻水、咳は出ますけどそんなに怠くないし、多分インフルエンザじゃなくて普通の風邪だと思います」

と言っていたが次の朝

「昨夜から熱が出て、今日インフルエンザの検査しに病院行きます」

と電話をかけてきた。

そして午後には

「インフルエンザA型でした」と…

 

そうなの〜?  昨日日勤で結構一緒にいたよ〜

それと勤務変更しなきゃ…

 

数人に電話をかけ、勤務交替してもらった。

 

この前退院した患者さんも朝ちょっと風邪っぽいまま退院したが、その日の午後発熱して動けなくなって救急車で戻って来たっけ。インフルエンザA型だった。

 

今年のインフルエンザは軽い風邪症状から始まる感じなのかな??

 

日直の時も薬剤師が

「なんか鼻水が出て、熱はそんなにないんですが一応…」

と検査に来たがやはりインフルエンザA型だった。

 

典型的なタイプでは無いのかも

そうやってインフルエンザウイルスは生き残ろうとしているのか!!

 

逆に高熱も出てるし、辛そうだし、

" 絶対インフルエンザだよね" 

と思って検査をしても、マイナスの患者さんもいる。

 

特に休日に受診してきた方は

「インフルエンザだと、妻も仕事を休まなければいけない」

と言うことで前日マイナスだったが、2日目も検査に来た。

奥さんが勤務している老人保健施設は家族がインフルエンザでも仕事を休まなければならないそうなのだ。

それでも勤務が成り立つと言うことは、とてもスタッフの数的に恵まれた施設なんだなぁと思った。

 

とにかくインフルエンザとかぜの場合の扱いはだいぶ違う。

インフルエンザの場合は発症した日・分かった日を0日として5日目まで休まなければならない。

 

夜勤を替わってもらったり、勤務を作るのが大変なのだ。

1人ならまだなんとかなるが、2人重なってしまうと、定員割れしてしまう。

家族がインフルエンザになったからと言って休みにしていてはとても勤務が成り立たない。

 

なんとか感染予防を徹底し、広がらないことを切に願います。

風邪かなぁと思ってもぜひインフルエンザの検査もして下さいな。