崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

定年後の働き方について考える

お正月気分も抜けるくらい患者さんが押し寄せてくる。

今年は異常気象なのか例年よりだいぶ暖かい日が多い。

インフルエンザも下火で、入院患者ではゼロ。

スタッフの感染も1月4日が最後の発症でそれ以来なりを潜めている。

それでもいろんな患者さんであふれて空床は2〜3ベットのみ 

ありがたいことではあるが本当に忙しい。

6人退院で入院と転棟で5人入るという急性期病棟並みの数字である。

 

ここ最近騒がれているのはコロナウイルス感染で、つい昨日も保健所から、

「中国から帰国して咳が止まらない患者が来たのでそちらで診て欲しい」と連絡が入った。

" こんなベッド状況で入院ベッドが確保できるか?" とベッドコントロールで話題になった。

 

しかし来院して隔離室で診察したが、結果はただの気管支炎でインフルエンザもマイナスだった。そして入院の必要も無く内服薬を持って帰られた。

中国も一番感染者の多い武漢市からの帰国ではなく、保健所が過剰反応したようだ。

開業医もしっかり判断してほしい。

 

そんな忙しい毎日の中、年度末が近づいて、来年度の情報などもとびかっている。

 

今年度定年となる師長たちもその後の進路が決まってきている。

看護師長でも定年後継続で勤務するとスタッフの一員になるのでまた現場に戻ることになる。

まわりはそれまで師長と呼んでいた人を〇〇さんと呼ばなければならないしなんか変な感じなのだ。

他の職種でも病院に残る人はスタッフの仕事をしたり、又は相談室やクオリティマネージャーなどの別の職種に任命される事もある。

 

また他の施設に就職する人もいる。

 

私もあと2年。

部署異動もありそうだが、その先の事も考えて人生設計を立てて行きたい。

 

現場は好きだがやはりもう若い頃のようには動けないので、疲れもたまり、満足できるケアを実践する事は難しいと思う。

体力をそれ程使わない入退院センターや、地域連携室などならうまく働けるかなぁ。。

 

教育も好きなので最近増えている看護大学の職員もちょっと良いかな、と思っている。

看護学生の実習も受け入れているので、実習の雰囲気もわかっているし、実習指導者はいつも足りないそうだ。

 

あと2年のうちによく考えて決めて行きたい。

 

基本的に看護師は仕事好きというか定年できっぱり仕事を辞める人はほとんどいない。

「家で孫の面倒を見る」と言っていた人も数ヶ月もするとまたパートで戻ってきていたりする。

 

3kと言われても看護師の魅力ややりがいもやっぱりあるんだと思う。