崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

入院はやっぱり日常とはかけ離れている。リハビリはどんどんすすむ。

リハビリは順調すぎるくらいにすすみ、担当の方ともいろいろ話すようになった。

 

やはり1回40分=2単位を1日2回リハビリしていると結構時間があり、いろんな会話ができる。

またその余裕も出てきた。

 

私の入院している病院は整形外科の人工関節置換術が有名で手術の予約も半年以上、順番待ちである。股関節や膝関節の患者が近隣の市町村からも紹介されてくる。

 

手術件数が多く、リハビリも就職先として人気があり、現在勤務しているスタッフはいわば選ばれたエリートで今年も10人以上受験に来て採用は1名だったそうだ。

 

20代〜30代と若い方が多く、男性のセラピストも多い。

 

担当が決まっているがその方が休みだと替わりの方が担当してくれるのだが、皆さん技術が高く、しっかり連携もとれていて、毎回毎回一歩ずつ次の段階へ進むことができる。

 

一方私の勤務している病院は高齢者が多く、リハビリで行動範囲をひろげるというより、大多数の患者は現状維持が目標で、日常動作の、例えばポータブルトイレが使えるか、などといった評価をする事が多い。足りない部分を介護などのサービスがカバーできるように退院支援するのだ。

 

リハビリにもいろんな形があり、日々身体の動きが良くなり成果が目に見える、これが本気のリハビリなんだなぁと感心した。

 

リハビリスタッフの魔法の手で、身体をほぐして刺激してもらい、その後動いてみるのだが、痛いことはほとんどなく、毎回毎回できなかったことが少しずつできるようになるのだ。

本当に毎日感動していた。

 

1番感動したのは4日目にうつ伏せができたことだ。ちょっとこわかったが全然痛くなかった。

 

 

リハビリは一生懸命やってしまうので終わった後は疲れが出て、あとの時間はベッドでゴロゴロしていた。

 

入院前、私も仕事で、リハビリのスタッフの記録に患者さんの生活様式や、家族との様子など詳細に書かれていて参考にしていたのだが、確かにゆっくり話す時間はあるなぁと思った。

 

俄然リハビリに興味を持った私は担当してくれるスタッフに" どうしてこの仕事を選んだのか?"  聞いてみた。

 

「自分が怪我をしてリハビリを受けた事があるから」という方もいたが、ダントツ多いのは、「母が看護師で勧められた」という答えだった。

 

看護師に比べ夜勤はないし手に職はつくし、なにより血🩸を見なくてよい、と

 

確かに、我が家の子達も血🩸が苦手で看護師は全く考えていなかった。

 

リハビリスタッフという選択肢もあったなぁと今更に思った。

でも資格を持った人が増えてきて、就職は難しいらしい。

 

リハビリの効果の素晴らしさを力説していたら、夫が

「俺が勉強したいなぁ・・」と言っていた。

 

「いやいやもうすぐ定年だし、あちこち痛くなるし、逆に患者にならないように運動しないと

」と突っ込んだ私でした。