コロナウイルスのパンデミック
ついにWHO( 世界保健機構) が新型コロナウイルスについてパンデミック( 世界的流行) とみなせる、と表明した。
世界的にひろがり、今となっては中国よりヨーロッパの方が爆発的に感染者が増えている。
イタリアでは全土での移動制限や生活必需品を扱う店以外2週間の閉店が発表された。
サッカーや野球の試合なども中止・延期され、今日のニュースではゴルフのマスターズも延期されるそうだ。
ゴルフのシーズン始まりの伝統的なツアーが延期され今年1年どうなるのか不安を覚える。
そして東京オリンピックははたして開催されるのか…
はるか遠いオリンピアの地から無観客で聖火リレーが始まったと思ったら沿道に人が集まりすぎてリレーは中止になった。
日本での感染者の増加数は横ばいからやや減ってきている。
このままなだらかな経過でおさまって行けば7月には大丈夫かも知れない。
しかし反対に外国の方が感染者が増え続けていれば、かえって入国して欲しくない状況になっているかもしれない。
またオリンピック開催は7月としても選手たちは早くから来て体を慣らしたり、練習するそうだ。
せめて6月にはこの流行が落ち着いていないと難しいだろう。
今夜安倍総理大臣はまた記者会見を開いた。
昨日法案が通り、新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正されたが、今は緊急事態宣言が必要なところまではいっていない。たしかに日本内での流行は爆発的に増えてきてはいない。
そして「PCR検査を1日8000件まで可能とする」とか「入院ベッド12000床を確保した」と発表された。
しかし現場はどうだろうか…
マスクはない。ずっと緊張を強いられる。
患者さんの方も一度感染が確認されるとマイナスが2回確認されなければ退院できない。
ひたすら時間のすぎる事を待っている。
そして、検査結果に一喜一憂。
体調の問題ではなくなり、菌がいるか消えたか、の問題になる。
それはもはや自分のためではなく、他人に移さないための治療となる。
そして帰ってからも周りの方から心ない扱いを受ける。
実際看護師も
「帰ってこなくて良いから病院に泊まって」と家族から言われる事もあるらしい。
これがいつまで続くのか…
そして休みでも出かけられない。
また経済への影響はどんどん大きくなる。
そんな中病院では新年度を迎える準備、また家庭では新学期を迎える準備もすすめなければならない。
なかなか明るい気持ちにはなれない。
天気まで悪く、雨、雪、風である。。。