コロナウイルスのさまざまな噂
最近コロナウイルスの話題でもちきりである。
去年の12月頃から中国では重症肺炎症例が相次ぎ、武漢市の海鮮市場付近が多いという事で新型のコロナウイルスが発見された。
そういう経過なのでそれ以前にもこの病気で亡くなったり、治療が必要になったりした方々ももっとたくさんいるのだろう。
ルーツははっきりしないが野生の生き物を食べることによって人間に感染してきたらしい。
ウィルスは自分が生き残るために形を変えながら存在するので人から人へも感染できるように遺伝子を変えてきたのだろう。
恐ろしい生命力!
自然の猛威の前では人間はなんと無力なものか実感する。
以前流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)・MARS(中近東呼吸器症候群)もコロナウイルスの一種である。
MARSはヒトコブラクダからの感染とされている。
SARSはやはり2002年に中国で流行して、流行地への渡航自粛勧告など厳重な対応により8ヶ月で収束したそうだ。
今回はかなり広範囲の国々で発症が報告されている。
インフルエンザに比べ潜伏期間が2〜14日と長いことと、無症状のうちでも感染力があるらしく、手強い相手である。
そしていまだ抗コロナウイルス剤ができていない。
インフルエンザだってかなり長い間対症療法だけでやっとタミフルが数年前にできたところなのだからそう簡単にはいかないのだろう。
同じウィルスなので抗インフルエンザ剤ができた以上近い将来には完成するだろう。
でも認可までは安全性を重視しなければいけないので時間はかかるかもしれない。
とにかく予防にはウイルス一般はアルコールに弱いのでアルコール消毒が一番効果があるそうだ。
と言ってもアルコールを飲むのはまた違うのだが、中国では「飲めば消毒になる」とか「バナナは危ない」とかいろんなデマが流れているようだ。
とにかくうがい、手洗い、そしてアルコール消毒
マスクも売り切れているそうな…
実は病院でも品薄になりつつあるらしい。
マスク製造がほとんど中国に頼っているので流通がストップしてしまうと困ることになる。
日本のメーカーさんマスク製造に取り掛かってください!
病院にも診察に関する問い合わせが増えてきている。でもまだ検査が簡単にはできないので冷静に判断するしかない。
条件に合わない人は一般的な診察をするしかないのだ。
今は湖北省への渡航歴、またはこれらの方と接触した方は保健所に問い合わせし、必要時専門外来を受診することになっている。
とにかく、
感染予防に留意し、また健康管理・特に免疫力をアップするよう明るい気持ちで生活する、
そんな事から始めようとアドバイスするしかない。