崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

やっと少しずつ一人前になってきた??

手術して3ヶ月。

職場復帰して1ヶ月が過ぎた。

 

始めは少しの坂や、段差も怖くて恐る恐る歩いていた。

 

病院の中に入ってしまえば、あとはフラットなフロアーで手すりもほとんどの通路に付いているのでまず転ぶことはない。

 

とにかく駐車場から更衣室で着替え、渡り廊下を通り、○階の職場まで行くことが大きな仕事だった。

 

そして1ヶ月の間に筋力はだいぶ戻り、膝の腫れもとれ自分の足になってきた。

 

1番の有効なリハビリは仕事復帰だった。

 

仕事をはじめると、歩く機会は抜群に多くなる。1日1日筋力が戻り、膝の動きもコントロールできるようになった。

 

復帰当時は" まだ復帰したばかりだし、無理はできないよ〜" とどこかに甘い気持ちがあった。

でもいろんな場面に遭遇し、スタッフは気を使ってくれるが、自分で思い直して、仕事を始めた以上はそれなりに仕事できないとだめでしょ。と反省した。

 

通勤時も2週間で遠い駐車場( 段差、坂が結構ある) から歩くようにした。

 

そして膝に力が入るようになり、1ヶ月目からは階段も1階分は歩くようにした。

 

今まで足が痛くて数年ほとんど階段は使えなかった。

上ってみると、病院の階段はとても新鮮だった。

 

そんなに人通りがないからすれ違うとどちらかが一言かける。

私の場合は「大丈夫ですか?」が一番多く、

「だいぶ良くなってリハビリだよ」と返す。

 

そしてほとんど今までは話したことのないスタッフでもなんとなく話してしまう。

 

そういえばエレベーターでも同じ光景が…

でも何かが違う、!

 

エレベーター内では患者さんを連れていたり、すぐ着いてしまうから終わりは決まっている。

でも階段は1対1だし、必要ならば足を止めれば話す時間はとれるのだ。

 

なんか新鮮な階段すれ違い時のコミュニケーションは1対1で他の人の足音がしなければ立ち止まって話すこともできる、と言うちょっと秘密めいた共有の時間で親密感を増すのかもしれない。

 

春の訪れとともに、なんか歩くテンポも少しずつ戻りつつある。

 

何しろ今までの痛みはすっかり無くなったのだ!!

自主リハビリを続けて、階段をスタスタ昇降できるようになりたい。

せっかく手術したのだから、おまけに療養休暇もたっぷりもらったのだからしっかり職場にも貢献しなくちゃ、

という前向きな気持ちになれた。

 

階段の利用も増やして、地道に普通に歩けるように頑張ろう。