崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

オペ当日 されるがままに…

朝8時前にドクターが部屋に来て

「今日手術できるよ」と声をかけてくれた。

ちょうどオペ日のようで予定のオペが終わってからになるらしい。

 

そこからオペの準備が始まった。

朝から痛くて触ってほしくないのに

「お風呂ですよー」とストレッチャーに移動し、特浴へ連れて行かれた。

" そうだよね、オペ前は入浴するよねー"

と諦めた。

自分の病院と同じタイプの特浴だったので

" シャワーだけでもマッサージ効果があるというのは本当なんだなぁ" と感激したりした。

 

移動は勢いよくされると嫌なので自力でなんとか横移動した。

そしてオペ着に着替えさせられオムツ、バルンで身体中痛くて寝返りもできずにじっとしていた。

 

その後は麻酔科の先生がとても元気にやってこられシャキシャキ説明。

歯科衛生士さんもやってきた。

 

でも肝心の主治医からの説明はまだ来ない。

どうも前のオペが長引いているらしい。

結局代理の先生が説明にきた。

オペ…そりゃあもちろんお願いしますよ、動けないんだし痛いんだし。

でもどんなふうに骨折しているのか画像くらい見たかった。

とにかくいろんな書類にサインした。

 

 

そして突然

「手術室行きますよー」と

「誰か連絡聞いてるのかな〜」

とか言いながら数人のナースが運びにきた。

せめて入室前に「何時から」とか家族に連絡したかった。

 

そしてあっという間に手術室へ…

 

オペ室のドアが開くと一切に

「今日担当の〇〇です」「〇〇です」「〇〇です」とはじから名乗ってくれるがマスクと帽子で誰が誰だかわかんない。

 

手術台の横で移乗のときはベテランドクター?かな

「どうやっても痛いから俺が脚持ってるから一気に移そう」とおんどをとってくれた。

 

自分の名前を名乗り本人確認されると

「マスクで息を吸ってください」

と言われた瞬間意識なし。

 

・・・そして2時間後・・・

 

なにかとても気持ち良い夢を見ていた。

それを一気にガバッと、現実に引き戻された。

いろいろ声をかけられたが気持ち悪くて

" ほっといて!" と思った。

 

リカバー室に移され、娘も面会に来てくれたが

何しろだるくて眠くて

「大丈夫だから帰って良いよ」と話した事だけは覚えている。

 

ウトウトしていてナースの声で目が覚めた。

 

時間は見ると9:30

" あ〜ぐっすり寝た、もう朝か"  

と思ったら

「もうすぐ電気消しますよ」

と言われ

"まだ夜。 消灯なんだ、2時間しか経ってなかったんだ"

とびっくりした。

そのまま熟睡

なんの痛みも苦しさも感じなかった。