崖っぷち看護師長の孤独。。

もうすぐ還暦、看護師長のポロポロ雑記ブログです。

緊急事態宣言について思う事

緊急事態宣言が再び発動された。 首都圏を含む11都県。 そして、飲食店は20時までの自粛営業で協力店には1日6万円の補助が出るそうである。 1日6万円 10日で60万円 1ヶ月で180万円・・・ 何かなぁ、 もともと人を集めないために店を閉めるって発想からおかし…

膝のオペってたいへん、痛いオペのNo.5に入るそうだ、

前回の股関節のオペ後は比較的痛みもなく、リハビリも順調でオペ後3週間で退院できた。 自動車の運転も特に困らず、全く痛くなくてビックリしたくらいだった。 それもあって、それ程の覚悟もなく膝のオペをうけたのだが、これが全く違う。 甘かった! 痛い…

麻酔科のドクターの説明ってなんだか怖い。

入院前のスケジュールは完全にパスに則っており、スムーズだ。 採血・レントゲン・CT・MRIなど諸検査をして、何か問題が有れば専門医を紹介され受診し、手術可能か検討される。 入院約1ヶ月前に全ての検査をふまえ、最終のIC( 説明と同意) そこで手術決定で…

実は今入院してます。

新型コロナウイルス感染が爆発的に増加している今、現場のスタッフには誠に申し訳ないのだが、膝の手術のため入院している。 私の膝にはかなり長いストーリーがある。 初めは高校3年生のとき、跳び箱で膝を痛めた。着地した途端にグキッとなり、力が入らず歩…

症例 19 がん告知は突然に

60代男性 ずっと腰が痛かったが、急に両下肢に痺れがでて、また力が入らず立てなくなってしまった。 救急搬送され、整形外科入院となった。 椎間板ヘルニア疑いで翌日CTを撮ってみると、腰椎に数カ所骨破壊を伴う、転移ガンの像が見つかった。 既往には大腸…

歳とると朝早く起きてしまうって早く寝るからなのか??

入院中、なかなか熟睡できずに、とても夜が長かった。 普段の生活では、23時〜0時ごろ眠り、6時にアラームで起きるという睡眠パターンだった。 歳をとると朝早く目が覚めてしまう、という話はよく聞くが、私も6時間睡眠で特に問題なく過ごしていた。 若い頃…

点滴が入らないと看護師としての自信が持てない

新人教育をしていて、思うこと。 新人教育の一環で点滴の練習をするのだが、初めから結構上手に血管確保ができる人っている。 思い切りが良いのか、器用なのか、遠慮しないのか、、、 点滴、採血は手技の他に、経験がものを言う行為だ。 血管の太さは1人1人…

ベテランナースのあるあるのある場面

看護師といっても、いろんな分野、いろんな場所、それぞれ従事している先で仕事内容・必要なスキルはだいぶ変わる。 病院・開業医・介護施設・検診センター・保育園・会社などなど。 逆に言えば看護師は就職の際、" 自分のライフスタイルにあわせて、働き方…

2021新年あけまして新しい時代が来るのかな

世界的にいろいろあった2020も暮れ新しい年を迎えた。 個人的にもおおきな変化のあった1年だった。 去年の暮れのブログを読み返してみたが、12/30 忙しかった日直で餅を詰まらせて生き返った急患がきたこと、1/1インフルエンザのこと などが書いてあった。 …

産科をもつ病棟のベッドコントロールの難しさ

最近いつも頭を悩ませている事 それはずばりベッドコントロールだ。 今年1年を振りかえると、予期せぬ新型コロナウイルス感染症の流行に振り回された。 ここまで全国に拡がり、また長引くとは誰も思っていなかった。 得体の知れないウイルスだけど中国の話で…

手術適応ってなんだろう、、、

よく手術の適応という言葉を聞く。 簡単に言うと、手術もかなりの侵襲を伴い、体に負担をかける。 それでも手術により治療できたり、手術をした方が予後が長くなるとか、生活動作がよくなるなどなんらかのメリットがある場合、持病などのリスクと合わせて診…

症例18 83歳 女性 進行の早い大腸癌の潔い最期の時

なみさんは40代の頃急激な症状があり、入院、点滴などして体調を取り戻した。その時、難病である病名を告知された。 それから病気とともに生きる、長い通院生活が始まった。 高原で温泉旅館を夫とともに切り盛りしていて、季節によってはとても忙しい時期も…

日に日に増えていく新型コロナウイルス感染者

本日ついに東京都の新型コロナウイルス感染者は800人を超えた。 GO TOキャンペーンも始まり、順調に日常を取り戻していた矢先、徐々に新規陽性者が増え始め、第3波と見られる増加がおこった。 急遽GO TOキャンペーンの一時停止が発表されたばかりだ。 東京で…

病棟までこんなに遠かったっけ

職場復帰し、初めの1週間は午前半日勤務でお昼に帰らせてもらった。 朝、駐車場から更衣室までがまた遠い・・・ おまけに大きな階段があり、ゆるい上り坂もある。 階段は手すりがあってもきついので勝手に近くの駐車場に停めさせてもらった。 後で院長に許…

外の世界は違う 一歩外に出れば転倒リスクまんさい

自分でも自信がつき手術後3週間で退院となった。 主治医は軽い調子で 「いつから仕事行くの? 明日からでも良いよー」 なんて言うけど、無理でしょ!! 何しろ体力・気力が戻らない。 流石に入院2週間を過ぎると体調はだいぶ戻ってきて、コーヒーが飲みたく…

退院を決めるのは患者本人

毎日リハビリを楽しみに入院生活を送った。 病室も新しい患者が入ってきて、4人になった。 皆さん手術後で、リハビリをして退院に向けて準備をしている段階の方ばかりである。 年齢はバラバラだが、自然と話もするようになった。 股関節に比べ膝関節の手術の…

地域包括ケア病棟の使い方は病院ごとに全然ちがう

地域包括ケア病棟に転棟になった。 ちょうど空いている時期らしく、4人部屋に1人患者さんがいらっしゃるだけだった。 前の病室と反対の向きで景色も全く違い、窓際になったのでとても開放感があった。 やはり病室の環境はかなり気持ちの持ち方に影響がある事…

入院生活 なかなか熟睡できない夜の過ごし方

毎日楽しみはリハビリのみ。 食事もおいしくないし、わざわざデイルームまで行って、コーヒーを飲む気にもなれなかった。 リハビリ以外はbedでゴロゴロ。 テレビもほとんど見ないし、貧血のせいか、起きているのもダルい。 本が好きなのでひたすら本を読んで…

病院食って思ってた以上に味がなくて見た目と違った

病院食ってなんて美味しくないんだろう。 私は結構薄味が好きで、我が家の味噌汁もよく子供たちに「 もう少ししょっぱくてもいいんじゃない?」と言われるくらい料理全般薄味でとおしてきた。 外食しても美味しいけどーなんか味濃いなぁ、と思う事が多く、帰…

コロナ第3波に思う事。

毎日新型コロナウイルス感染者数が増えてきている。 わが市町村でも数人発生をみた。 今のところ、県外で飲食、カラオケなどを長時間され、帰ってきて発症した人ばかりだ。 そして風邪症状がでて、" まさか、、" と思っているうちに、家族内感染を起こしてし…

入院はやっぱり日常とはかけ離れている。リハビリはどんどんすすむ。

リハビリは順調すぎるくらいにすすみ、担当の方ともいろいろ話すようになった。 やはり1回40分=2単位を1日2回リハビリしていると結構時間があり、いろんな会話ができる。 またその余裕も出てきた。 私の入院している病院は整形外科の人工関節置換術が有名で…

リハビリの効果絶大!!

OPE翌日からリハビリが始まった。 私のイメージは 歯を食いしばり「頑張ります!」と額には汗。。。 昔読売ジャイアンツの吉村が大怪我をし( どんだけ昔の話や!) 治療後のリハビリの映像でそんな場面を見た記憶がある。 そしてそんな過酷なリハビリを超えて…

カーテン越しの声 私の知らなかったこと

カーテン越しの声 手術1日目 4人部屋である。 まだ起きられず体も動かせず、周りの声だけ聞こえてくる。 その分声に敏感になる。 3人ともとても声に張りがあり、若々しい。 そして会話も元気だ。 どんな方々なんだろう、と思っていた。 昼食になり起き上がる…

オペ翌日 初めてのリハビリ

オペ翌日 周りの音で目が覚めた。 どうもリカバリー室であるらしい。 緊急入院・緊急手術でなにも説明を受けていない。 斜め前の患者さんは年配の男性らしく、オペ後静脈血栓が見つかったことを何回も看護師から説明されている。 「どうしてかなぁ、なんでも…

オペ当日 されるがままに…

朝8時前にドクターが部屋に来て 「今日手術できるよ」と声をかけてくれた。 ちょうどオペ日のようで予定のオペが終わってからになるらしい。 そこからオペの準備が始まった。 朝から痛くて触ってほしくないのに 「お風呂ですよー」とストレッチャーに移動し…

看護師長が他病院に緊急入院する❶

突然の入院になった。 転倒による大腿骨頸部骨折である。 一瞬のことであった。 骨折は経験した事がなく安静時でもズキズキしたり、酷かったらショック状態になると思っていたので動かないと痛くないこの状態はどうなんだろうと冷静に考えたりした。 しかし…

緊急事態宣言解禁の余波

今年の新型コロナウイルスの流行は医療関係者にかなりの影響を与えた。 ここまで世界的な流行になることを誰が予想しただろうか?? 始めは中国で流行し、今までのSARSやMARSの経験からどこか対岸の火事のような感覚だったと思う。 そして横浜に停泊中の豪華…

症例 17 入院してわかった病気

最近入院してから重大な病気が分かった患者さんが2人いらっしゃって 貴重な体験をしたので報告する。 Sさん。80台女性 一時的な意識消失発作があり脳外科で緊急入院した。家族がいなくて施設で暮らしている。 聞いてみると最近数回意識がなくなる事があった…

症例 16 60台 男性プライド高いおじさんの逆ギレ

大さんは慢性心不全の悪化で入院してきた。 体格の良いおじさんである。 最近歩いたり動くと苦しくなっていたが我慢していたようだ。 奥さんがおっしゃるには 「おでこや背中が汗びっしょりになっているのに『病院行ったら』と言っても全く人の言う事を聞か…

非常事態宣言全国解除でどうなるか?

5月25日ついに非常事態宣言が全国的に解除された。 6月からは感染対策をしながら、徐々に日常生活にもどしていく方向だ。 経済的にはもうデッドラインにきている。 活性化しなければますます失業者が増え、生活が成り立たない国民が増える、と言うことも考え…